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イチロー選手や松井選手の活躍する大リーグをみて、何かこれまでの日本のプロ野球と違うな、と感じる点こそ、スポーツの社会的価値を理解しているかどうかの差から生まれるのです。 スポーツのほんとうの価値を理解し、創造し、享受することを土台にしたスポーツ文化は、スポーツと楽しさの両立、スポーツといい人の両立、そしてスポーツと勉強の両立を可能にします。 まず何より、彼らのスポーツはいつどんな時でもプレー(PLAY)なのです。 2003年7月16日大リーグのオールスター戦がシカゴで行われました。イチローや松井選手、長谷川投手の日本人の出場は心からうれしいことですが、わたしがジッーと見ていて、強く感じた事があります。それはあのような大きなお祭りの試合にもかかわらず、選手たちが普段のレギュラーシーズンとあまり変わりなく試合をしているという印象です。 日本では兎角お祭りだからといって急に楽しもうとかリラックスしてなどと考えて、オールスター戦が普段のシーズンゲームの勝負の雰囲気とあまりに違うなあという雰囲気でとても対照的に思えました。そのもっとも大きな理由こそ、選手たちがオールスターでもシーズン中でもいつでどこでもまず「プレー(PLAY)」している点です。 彼等は子どもの頃からも、今こうして大リーグのオールスターになってもどんな時もプレー(PLAY)しているのです。楽しくやるということが、どんな時も彼等のスポーツには含まれているのです。そして、そのプレー(PLAY)することをHARDに行う。ハードはプレーにかかる副詞です。 すなわち、楽しくやることを一生懸命にやるのです。このような考え方や行動が日常からも普通に行われているのではないかと思えてしかたがありませんでした。 日本語には楽しくとか一生懸命にとかいう言葉はありますが、動詞として言葉自体がそのような意味を含んだ言葉がありません。言葉がないというのは、われわれにそのような感覚がないということの証拠です。 エミネスポーツワールドのルールに「一生懸命、楽しくやる」ということがありますが、その真の意味は日常を通じてプレー・ハードな生き方をしてほしいというわたしの願いが込められています。 スポーツの社会的価値を理解し、みなさんにその価値を存分に享受してほしいと心から願っています。スポーツは誰にでも本来やさしいのですから・・・。 みなさん1人ひとりがスポーツをプレーできれば、そこにはみなさん1人ひとりの価値が必ず見えてくることでしょう。わたしもそのお手伝いをしていきたいと思います。 |
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